事業計画書はなくても大丈夫だと思う方もいるかもしれません。しかし、事業計画書は独立をして今後ビジネスを継続し、発展をしていくためには欠かせないものです。起業家として活躍するようになると、やらなければならない問題を沢山抱えることになり、時にどれを優先するべきか分からなくなってしまいます。
そのような状況になった際に、どの問題を優先するべきなのかを正しく判断する上で事業計画書は必要なのです。仮に事業計画書を作成しなかった場合、本当にしたかったことを見失い、上手くいっているのかどうかも分からなくなってしまう可能性も考えられます。
「事業計画書」を作成する!
事業計画書は事業全ての設計図といわれ、自身が考えているプランを明確にするためのツールです。事業計画書には、事業名・事業内容・資金計画・市場分析・市場戦略・ビジネスプロセス・リスク分析などの項目を記載しましょう。
事業計画書を作成している間に、事業計画の問題点や見落とし部分も発見できるようになります。また、事業計画書を前もって作成しておくと、資金提供者や共同経営者を探す時に、自社に投資することでどのようなメリットがあるかを具体的に説明できます。
居抜き物件を選ぶ!
開業時には様々なことに費用がかかり、最初は軌道にのるまで売上を出すのが難しいため、経費を抑えて利益を大きくするように努めなくてはなりません。居抜き物件を選べば、設備投資費用を大幅に削減できます。居抜き物件とは、内装や設備が残ったままで借りられる物件のことです。また、開業準備には手間も時間もかかりますが、ある程度揃っている居抜き物件なら負担も軽減できます。
集客や営業スキルを磨く!
お客様に自社の存在を認知してもらうには、集客や営業スキルを磨く必要があります。集客は自社のサービスや商品に興味を持ちそうなお客様を呼びこむこと、営業はお客様にサービスや商品の魅力を伝えて、利用・購入してもらうプロセスです。実践で身につけるのが一番ですが、開業までに余裕がある場合は、専門書を読んで勉強するのもいいでしょう。集客や営業が上手くいけば、その後の営業が楽になります。
人材育成を心がける!
当初は一人で事業を行っていても、その後の経営が軌道にのり業務拡大を考えた場合、人を雇う必要が出てきます。現在は人手不足と言われており、コストカットを意識し過ぎて、人件費にかかる費用を削減すると、いい人材は集まりにくくなります。また、確保した人材をどう教育するかも大切です。人材育成にある程度の時間とお金を投資することで、優秀な人材が育ち、後に大きな利益が戻ってくることが期待できます。