メールマガジン IB News

[Message for You from I.Brains,Inc.]
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アイ・ブレーンズよりあなたへの
        メッセージ Feb.29,2000
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WebToastから、
      HTML版も発行しています。
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本日は、プログラミング言語
    XML、です
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プログラミング言語

 様々なプログラミング言語があります。B
ASIC、C、C++、JAVA...もち
ろんFORTRAN、COBOL、PL/I、
PASCALなども、今も使われています。
また、一般にはあまり知られていない言語も、
それこそ山のようにあります。

 私が、プログラムを勉強したときには、こ
んなには言語はありませんでした。

 今は、PC(Windows)上では、V
Bが非常に広く使われています。

 私が、初めてVBを見たとき、とてもそれ
までの言語と違うと感じました。print文が無
いのです。(debug.printはあるのですが。)

 しかも、それまでのFORTRAN、CO
BOL、PL/I、ALGOL、PASCA
L、アセンブラ、BASICなど、私の覚え
て、使ってきた言語は、上から下へ、順に流
れるものでしたが、VBは、「イベント・ド
リブン」です。

 VBの使い方を自分で習得するのにかなり
長い間かかりました。

 ただ、最近は、Windowsが普及し、
自然に「イベント・ドリブン」な状況が多く
の人の頭の中に入っていますので、入門書を
読んで、VBのプログラミングを覚えること
は、前より易しくなったかもしれません。多
分そうだと思います。

 今、パソコンの家庭教師の生徒さんが増え
て、そのうちの何人かは、VBを覚えたいと
いう人達です。その人達のために、テキスト
を探し、また、補足的なものを自分でも作っ
ています。その内、公開します。

 最近は、CやC++の仕事もやる機会が増
えました。やってみて感じるのは、システム
を記述した言語を習得するのは、システムを
自由にする第一歩、ということです。

 ただ、MSのOSに関してあまりいい資料
が無く、分かりにくい状態であると考えてい
ます。昔の、CP/Mに関する資料はまだ、
分かりやすかったように思います。(OS自
体も単純でしたが。)

 分かりにくくしているのは、名称がしょっ
ちゅう変わるというのも大きいと思っていま
す。OLE、OLE2、OCX、Activ
eX、少しずつは変わっていて当然それに対
応して呼び方も変わっていっているのでしょ
うが、変えすぎでは無いかと思います。頭の
切り替えがうまい人でないと付いていけない
のではないでしょうか?

 パソコンの家庭教師をしていても、似たよ
うなことを感じます。英語が分かる人と分か
らない人では、パソコンの難しさが違うよう
です。それに加えて、さらに新しい概念、新
しい操作法を覚える。とても大変です。やっ
ていることは、実は単純なのですが。

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XML

 最近、XMLというのが「はやり」のよう
に感じています。実際に私も仕事で使いまし
た。今も使っています。

 ところが、XMLとは、どういうもので、
どういう役に立つのか、どういう使い方をす
ればいいのか、あまりはっきりした共通了解
がないような感じがするのです。

 今のところ、私は、検索機能が強化された
HTML的な受け取り方をしています。定義
上は、全然違うのですが。

 仕事柄、Web上でいろいろな検索を行な
うのですが、検索エンジンの返す該当件数が
非常に多く、また、関係ないものも結構混じっ
ていることに、よくうんざりしています。

 これを解決するには、情報を開示する側が
インデックスを付けるとかすればよいのです
が、HTMLのMETA宣言でこれをやるの
も結構大変です。

 インデックスタグが付けばいいのになぁ、
と考えていたら、XMLに出会いました。

 だから、この言語仕様の持っている可能性
の、特に、自由にタグが付くというところに
注目しているわけです。

 しかし、XML定義の特徴ではあるのです
が、難しい問題を孕んでいそうなところは、
このタグが自由に定義できるというところで
す。

 SGMLやHTMLでは、タグが決まって
いるようですが、XMLは自由にタグが設定
できます。どう設定したかは、DTDという
もので、記述できるわけですが、このDTD
の標準化がXMLに関する一つの大きな課題
ではないかと思っています。

 自由にタグが付くのでよい、ということと
矛盾するようですが、自由に付けられるもの
に関し、分野別に一定の縛りがかかる約束を
しよう、という考え方が主流になって欲しい
のです。

 ここで言う標準化というのは、ある分野に
おいて利用されるDTDの必須な要素と選択
可能な要素を約束する、ということです。例
えば、会計システムにXMLを使うなら、必
ず、貸方、借方、現金などというタグがあり、
製造原価などというタグが、必要なら選べる
ものとして挙げられている。ということです。

 ともかく、構造が単純と言えば単純なので
すが、今注目すべき記述言語の一つでしょう。

 ただ、困るのは、今、XMLに関して公開
されているツールは、XMLパーサーのよう
なシステム構築のための素材が多く、あまり、
エンドユーザがすぐ使えるようなものが無い、
ように感じられることです。

 とはいえ、XMLで記述されたデータを格
納できるDBや、ワープロデータをXMLに
変換して、そのDBに取り込むシステムを使っ
て(使おうとして)は、いるので、その程度
のツールはあることはあるのですが。

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